サッカー教室
「INAC神戸レオネッサ」によるサッカー教室は、平成25年7月13日(土曜日)の午前10時から、福島県福島市大笹生にある「十六沼公園サッカー場」で開催されました。サッカー教室に参加したのは、市内のサッカーチームに所属する小学生約100名です。
INAC神戸の皆さんは、前日の夜に、宮城県のユアテックスタジアム仙台で開催された「プレナスなでしこリーグカップ2013 Aグループ」の試合(試合結果:INAC神戸レオネッサ 4対0 ベガルタ仙台レディース)があった翌日にもかかわらず元気に登場。今回参加してくれたのは、2011年FIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会で優勝し、ロンドンオリンピックでも銀メダルを獲得した川澄奈穂美選手など7選手で、7月からドイツの女子1部フランクフルトへ移籍した田中明日菜選手も特別参加です。
右から
川澄 奈穂美選手(FW)
チ・ソヨン選手(MF)
南山 千明選手(MF)
田中 陽子選手(MF)
磯金 みどり選手(DF)
中島 依美選手(MF)
田中 明日菜選手(MF)
※田中明日菜選手は7月から
フランクフルト(独)所属
あいにくの雨の中、選手を代表して川澄選手が「今日は福島に来るのを楽しみにしていました。」とあいさつ。参加した小学生との記念撮影のあと、サッカー教室の開始です。
あいさつする川澄選手
参加した小学生と笑顔で記念撮影
「プレッシャーに負けたらあかんで!」
ドリブルで身体をほぐしたあと、川澄選手の指示で実技講習の開始です。はじめのリフティングでは、なかなか落とさない参加者に、INAC神戸の選手が「靴下がさがってるけど大丈夫?」「プレッシャーに負けたらあかんで!」など、ことばでプレッシャーをかける場面も。
その後、二人一組でのボールの取リ合いや、7人チームでのドリブルリレーを行いました。
リフティングを続ける小学生にプレッシャー
「靴下がさがっているけど大丈夫?」
実技を交えながら説明する川澄選手
「インサイドだけで」「アウトサイドだけで」
指示を守りながらのドリブルでリレー
二人で手をつなぎながらのボールの取り合い
INAC神戸との試合をめざし…
最後はゲームです。対戦チームを変えながら5分間の試合を3試合ずつ、最も成績が良かったチームには、INAC神戸との試合がプレゼントされます。結果は、2勝1分けのチームが3チームで、じゃんけんにより「赤チーム」がINAC神戸と対戦です。
「よろしくお願いします」
ドリブル突破
ゴール前へナイスパス
シュート!
大人気ないといわれても…
相手が小学生だろうと貪欲にゴールを狙うINAC神戸の選手たち。そしてINAC神戸チームがゴールを決めると、コートの周りの小学生から「大人気ない」の大合唱が。しかし、勝負とは厳しいもの。結局、「もっとみたい」という参加者の声に応えた再試合もINAC神戸が制し、参加者に勝負の厳しさを教えてくれる結果になりました。
必死で追いかける赤チームの選手
川澄選手のダイビングヘッド、外れる
中島選手のフェイント、守る赤チーム
勝利に大喜びのINACの選手たち
「また会える日を、一緒にサッカーができる日を楽しみに…」
閉講式では、それぞれの選手から参加した小学生へメッセージです。
南山選手
「みんなとサッカーができて楽しかった。誰よりもINACの選手が楽しみました。これから夢に向かって、楽しくサッカーをがんばってください。」
川澄選手
「明日菜、依美、奈穂は東アジアカップを戦います。テレビでこの顔を見たら思い出して。また会える日を、一緒にサッカーができる日を楽しみにしています。」
あいさつする中島選手と川澄選手
すっかり打解けた様子の選手たち
これに対し、今回参加した小学生の代表から「INAC神戸の選手の皆さん、今日は、サッカーを教えてくれてありがとうございました。今日教えていただいたことをチームで活かして、福島のサッカーを盛り上げていきたいと思います。なでしこリーグの優勝を応援しています。」という御礼の言葉がありました。
閉講式のあと、お気に入りの選手からバッグやユニフォームにサインをもらった子どもたちの顔からは、とびっきりの笑顔がはじけていました。
INAC神戸の選手への御礼の言葉
サインをする田中陽子選手