佐藤 B作さん 俳優（平成24年11月来福、福島市出身）
福島の皆さん、こんにちは佐藤B作です。
相変わらず、福島県も福島市も大変な状況にあります。でも今、大変な状況は日本全体、世界中にあり、福島だけではないと思います。自分だけが大変だとは思わずに、できることから少しずつ、日常の生活からよくしていくことで頑張っていきましょう。無理に頑張る必要はないと思います。やれることからやっていって、一人で頑張るのではなくて近所の人に声をかけながら、会話をしながらやっていくことがとても大切だと思います。こういう時こそ力を合わせる、会話をする、対話をする、近所の人と手をつなぐ、というみんなの気持ちがとても大切なような気がします。一人で頑張るよりも、二人、三人となっていくと思いがけない力になるはずです。
私は東京で「劇団東京ヴォードヴィルショー」という劇団をやって創立40年になりました。3年後には劇作家・三谷幸喜さんが、この劇団に新作を書いてくださることになっているのですが再来年3年後の4月、僕はその初日を福島市で開けたいと思います。その後に東京で公演をするという形態をとりたいと思います。もちろん、東京からもいっぱいお客さんに来てもらう。芝居を見て、気がついたら「あ、福島は安全じゃないですか、お米もうまい、果物もうまい、お酒もうまい、お水もうまい、全然大丈夫じゃないですか」そして「お芝居面白かった」と言って東京に帰っていただけるような。
私も微力ながら頑張るつもりでありますので、みなさま、夢を捨てずに、希望を失うことなく、一歩一歩頑張っていきましょう。できる限りの応援はしたいと思っていますので、一緒に頑張りましょう。いつか笑って「あの時、大変だったね」と言える日が来ることを願っています。
