あの選手が!あのチームが!あのメダリストが!トップアスリート大集合 福島市復興スポーツ教室のタイトル画像

卓球教室

 ロンドンオリンピック女子卓球団体銀メダリストの福原 愛さんを講師とした「卓球教室」が、平成25年7月21日(日曜日)午後1時から、福島体育館で開催されました。参加したのは、福島市内の中学校卓球部に所属する中学生約120名です。

 開講式では、福原選手から「今日は、短い時間ですけど皆さんとラリーができるときいて楽しみにしてきました。よろしくお願いします。」とあいさつがありました。
 そのあとのデモンストレーションでは、福原選手が毎日行っているウォーミングアップやフットワーク、ドライブやスマッシュが披露され、福原選手からは「試合と同じイメージでやらないと試合と練習がつながらないので、できるだけ試合に近い練習を心がけてください。」との話がありました。
 スポーツ教室の担当者からは「世界トップレベルの技術を間近で見る二度とない機会です。瞬きなどしないでください。」との指示が。

たくさんの拍手に迎えられ福原選手が登場

たくさんの拍手に迎えられ福原選手が登場

ちょっぴり緊張ぎみの福原選手ちょっぴり緊張ぎみの福原選手

福原選手のスマッシュ。速すぎて写真が…。福原選手のスマッシュ。速すぎて写真が…。

実技の合間にマイクを持って実技の合間にマイクを持って

愛ちゃんに挑戦!

 参加者は4つのグループに別れ4つのゾーンを順番に体験します。

Aゾーンは「愛ちゃんに挑戦ゾーン」
 すべての参加者が一人25秒ずつ、福原選手と試合を行います。試合終了後には福原選手とハイタッチ。中学生は元気に「ありがとうございました。」とあいさつです。

Bゾーンは福原選手の練習パートナーである「金さんに挑戦ゾーン」
 福原選手の練習パートナーを務めている金さんも非常に強い選手。しかも、とっても『カッコいい』女性です。

Cゾーンは「多球練習ゾーン」
 福原選手が実際に行っている練習を体験するものです。20本連続でレシーブしたり、違うコースに打ち出された球を移動しながらレシーブします。

Dゾーンは「千本ラリーに挑戦ゾーン」
 約15分間、2人でラリーをどのぐらい続けることができるのかに挑戦します。各グループで最も多くラリーを続けたペアは、福原選手の隣で記念撮影ができます。

「Aゾーン」はあこがれの福原選手とのラリー「Aゾーン」はあこがれの福原選手とのラリー

終了後は、福原選手とハイタッチ終了後は、福原選手とハイタッチ

「Bゾーン」は金さんに挑戦、カッコいい!「Bゾーン」は金さんに挑戦、カッコいい!

「Cゾーン」は福原選手の練習を体験「Cゾーン」は福原選手の練習を体験

「Dゾーン」は千本ラリーに挑戦「Dゾーン」は千本ラリーに挑戦

 

 

 

 

 

スマッシュが決まるたびに拍手と歓声が…

 1人25秒、全部で120人とのラリーを終えた福原選手は、予定になかったスペシャルマッチをしてくれることに。今回の卓球教室の運営を手伝ってくれていた高校生や何度も全国大会に出場している中学生のペアを相手に7点先取のゲームです。福原選手のスマッシュが決まるたび、拍手と歓声が沸き起こりますが、時には、本気でぶつかってくる生徒の気迫溢れるプレーに、福原選手が頭を抱える場面も。

高校生とのスペシャルマッチ高校生とのスペシャルマッチ

全国大会出場経験のあるペアとのダブルス全国大会出場経験のあるペアとのダブルス

「じゃんけん大会」も…

 スペシャルマッチ終了後は、福原選手への質問コーナー。「ドライブを打つときボールの回転数を多くするにはどうすればいいですか」「バックハンドのスマッシュで気をつけることを教えてください」などの質問に、時には実技を交えながら分かりやすく答えてくれました。
 その後、グループごとに記念撮影をし、最後に参加した中学生の代表が「福原選手のプレーを間近で見ることができてとても感動しました。明日から、学んだことを練習に活かしてレベルアップしていきたいと思います。」と御礼の言葉を述べました。
 参加した中学生全員には福原選手からキーホルダーが、また、それぞれの中学校にも色紙がプレゼントされました。ここで見学者に朗報が、残ったキーホルダーが福原選手との「じゃんけん大会」で見学者にもプレゼントされることに。

中学生からの質問に分かりやすく中学生からの質問に分かりやすく

福原選手を囲んでの記念撮影福原選手を囲んでの記念撮影

中学生の代表から御礼の言葉中学生の代表から御礼の言葉

めざせキーホルダー「じゃんけん大会」めざせキーホルダー「じゃんけん大会」

福原選手にインタビュー、その日の「Going! Sports&News」では…

福原 愛選手
  • 思い出深いシーンは?
    「ハイタッチの時『がんばってください』とか『オリンピックかっこよかったです』と声をかけていただいて、とても嬉しかったことです。」
  • 卓球を通じてつながっていくことのすばらしさをどのように感じていますか?
    「始めの開講式より最後の閉講式のほうが、みんなすごく笑顔になってくれて、ラリーをすることでみんなが笑顔になってくれるのが実感できたことです。」
  • 今日は「講師」という肩書きですが、ご自分の講師ぶりに点数をつけるとすれば?
    「実は、今回が初めての講習会だったので、マイクを持ちながら卓球をするというのがとても難しくて…、選手だったら自分のプレーを見ていただくだけでいいのですけど、講師となるといかに分かりやすく伝えるかだと思うので、たぶん、15点ぐらいだと思います。」

その日の「Going! Sports&News(日本テレビ)」では、福島での卓球教室の様子が紹介されました。福原選手は、初めての講師ということでとても緊張したらしく、司会の上田晋也さん(くりぃむしちゅー)へのメールに「上田さん、私にしゃべりを教えてください」と書いていました。福原選手、大変お疲れ様でした。