福島市内の気になるあの木 ケヤキの画像

JR福島駅西口
福島県福島市栄町1-1
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木にまつわるエピソード

ケヤキの嫁入り

 東北新幹線の暫定開業(大宮駅始発)が昭和57年(1982年)、上野駅乗り入れが昭和60年(1985年)、阿武隈急行線全線開業が昭和63年(1988年)と、鉄道交通の新たな時代が到来しました。これらに合わせるかのように、この1980年代頃の福島市は、新しい玄関口となる福島駅の東西口とそれぞれの駅前広場の整備、そして駅周辺地区の再開発や区画整備事業などが次々と進められ、現在の福島駅東口・西口とその周辺の街づくりの原点が、この時代に形が造られました。
旧国鉄官舎敷地内に植えられて
いたケヤキ
写真協力:後藤造園土木(株)様
 昭和59年頃、福島駅東口側の北地区で開発中であった旧国鉄官舎敷地内(現在の帝北パーキング)に堂々と1本のケヤキの木がそびえ立っていました。当時で樹齢約80年と云われていたそうで、福島市施行が明治40年(1907年)であることからすると、まさに福島市が誕生した頃に植えられたことになり、福島市の発展とともに、福島駅前のど真ん中でのびのびと成長してきたケヤキの木であったとも言えます。新しい街づくり計画をまえに、市民の間でこのケヤキの木を保存するのか、伐採するのかが、話題となったのは当然のことです。

福島駅西口にトラックで
運搬されるケヤキ
写真協力:後藤造園土木(株)様
 そこで当時の市長さんが下した決断は、新しい西地区発展のシンボルとして移植するということでした。このことにより、まさに駅東から駅西に「ケヤキの嫁入り」が相成りました。
 このケヤキの木、嫁入り後は、まわりの若いケヤキとともに市民にやすらぎを提供し続けておりますが、現在は成長した周りのケヤキの中で静かに西地区の発展を見守っているかのようです。
 ぜひ、近くをお通りの際は、「ありがとう」「ご苦労さん」とこの100年木のケヤキを撫でてあげていただきたいと思います。

 

関連サイト

以下は新ウインドウで表示します。

「森林・林業学習館」木のはなし・ケヤキのページ

サイト:森林・林業学習館

「樹木図鑑」ケヤキのページ

サイト:株式会社 科学技術研究所

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